ColorChecker Passportは、正確な色の再現とホワイトバランスの調整ができるカラーマネジメントツールです。
現在は取り扱いがX-riteからcalibriteに変更され、商品名も『COLORCHECKER PASSPORT PHOTO 2』に変更されていますが、基本的な使い方は同じです。少し高価な機材になりますが、色の悩みが劇的に改善されます。
使い方
僕が購入した時は、付属のCDから専用のソフトをインストールしていたのですが、現在は公式サイトからソフトをダウンロードできます。
RAW現像でホワイトバランスを調整する手間とほとんど変わりませんが、対応の現像ソフト『Adobe® Lightroom』『Adobe® Photoshop』『Adobe® Bridge』『Capture One』『Cannon DPP 4』が限られている点にだけ注意して下さい。
ここからは、僕が使っているAdobe Lightroom Classicでの解説になります。
まずは、本番と同じ環境でColorChecker Passportを撮影します(必ずRAWファイルで保存して下さい)。

撮影したRAWファイルをLightroomで読み込み、右クリック「書き出し」⇒「ColorChecker Camera Calibration」を選択します。他にも、上段タブ「ファイル」の書き出しからも同様にプロファイルを作成できるので、やりやすい方で作成して下さい。

任意の名前を付けて保存を選択します(識別用なので名前は自由につけてOK)。

プロファイルが作成できたら、Lightroomを再起動します(再起動しないとプロファイルが追加されないので注意)。

Lightroomを再起動したら、プロファイル一覧を開きます。

一覧の中から作成したプロファイルを選択します。

反射率50%ライトグレーの部分でホワイトバランスを調整します(ホワイトバランスの調整は必ずプロファイルを当てた後に行う)。

本番カットにプロファイルとホワイトバランスの設定をコピペします。

後はお好みで微調整したり、レタッチして下さい。
ちなみに、ホワイトバランスは18%グレーで取った方がいいんじゃないの?という方も多いと思いますが、GIN-ICHIさんのブログには反射率50%のライトグレーの方がホワイトバランスの精度が高くなると記載されています。
実際に比較してみると、僕の撮影環境では色温度で±100、色かぶり補正で±3前後の差が出ていました。
効果
左はCamera Standard、右はColorChecker Passportで作成したプロファイルです。
同様に、カラーチャートでも比較してみます。
左はCamera Standard、右はColorChecker Passportで作成したプロファイルです。
いずれもプロファイル以外の設定は同じ、ホワイトバランスも調整してあります。
僕の撮影環境では、青系にかなり差が出ているのが分かります。また、全体的に発色がよくなる傾向にあります。他にも、カメラや現像ソフトには複数プロファイルが用意されていますが、ColorChecker Passportで作成したプロファイルと同じ色を再現することはできません。
最後に
少し高価な機材ですが、ColorChecker Passportを使えば色調整での悩みが劇的に改善されます。
カメラや現像ソフトのプロファイルではイメージした色が出ない。ホワイトバランスをグレーカードで調整しているのに色味が気になる。色調整に時間をかけている。正確な色を再現したい。そんな方には必須のツールだと思います。
フィギュアレビューサイトでも、色が綺麗にでている方は大抵ColorChecker Passportを使っています。
ちなみに、僕は5年以上前に購入した物を未だに使っているのですが、公式では1年半~2年での交換を推奨しています。

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